大学院入学を目指す方へ

last update 2016-04-22
■大学院における教育・研究  
博士課程(前期課程)に入学した大学院生は、各研究室あるいは研究グループに属して、 専門的な知識や技術の学習と実際的な研究活動をはじめます。前期課程1年目には、各専門分野の講義 (B類:場の理論,原子核・ハドロン、素粒子、高エネルギー物理学、素粒子宇宙研究のための実験観測技術入門、宇宙物理学、プラズマ物理、物性物理学特論、 生物物理学、物性生物物理学特別講義と総合講義) とセミナー、広領域および境界領域の講義(A類:先端物理学基礎、宇宙研究開発概論、統計力学・非線形現象論)、および非常勤講師による 特別講義が用意されています。これらの講義を一助として、自ら積極的に、各分野の専門的な知識や技術を修得し、 かつ、広い範囲の物理的な素養を養うことが期待されています。

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前期課程2年目には修士論文にむけて具体的な研究課題に取り組むことになります。各実験研究室、理論研究室によってはじめる時期、中間発表等のスケジュール、 具体的な取り組みはさまざまです。各研究室の紹介を参照してください。例年、修士論文提出の締め切りは1月下旬です。2月中旬には修士論文発表会が開かれ、一人 20分の口頭発表と10分間の質議応答が行われます。この口頭発表と主査・委員による修士論文の査読をとおして審査が行われ、合格者には修士号が授与されます。 博士課程(後期課程)への進学の可否もこの審査をとおして判定されます。

前期課程を修了した後には、博士課程(後期課程)に進学して、博士号の取得や研究職(アカデミックポスト)につくことをめざすことができます。 一方、民間企業等に就職する人も多数います。博士課程(後期課程)に進学した後、退学あるいは満了して、民間企業等に就職する人もいます。
前期課程修了者の就職状況
 
2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度
前期課程
修了者
52 61 68 66 67 62 76 64 77 73 67 78 67 80 71
後期課程
進学者
21 20 31 28 27 17 23 21 28 24 20 23 26 25 15
就職者数 29 32 33 34 37 42 49 40 44 46 44 51 39 50 55
民間企業 26 29 31 28 31 37 44 37 43 42 39 49 35 45 52
公務員 2 2 0 3 2 2 3 1 1 2 3 1 1 3 1
教員 1 1 2 3 3 2 2 0 0 1 1 0 2 2 1
大学・研究所 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 1 1 1 0 1
その他 2 10 4 4 3 4 4 3 5 3 3 0 0 0 0
後期課程学位取得状況
  2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度
博士学位
授与人数
(素宇)
11 18 13 8 9 12 12 16 9 11 7 10 14 13 8
博士学位
授与人数
(物質)
5 8 5 4 2 10 9 5 4 2 4 4 4 4 6
博士課程(前期・後期課程)に在籍中の経済的なサポートとして、日本学生支援機構の奨学金、日本学術振興会の特別研究員制度、 文部科学省/名古屋大学のティーチングアシスタント(TA)制度があります。 日本学生支援機構の奨学金は、 前期課程では、平成27年度MC1年在籍の82名のうち、34名が第一種奨学金(無利子・特に優れた業績による返還免除制度有)の貸与を受けています。 後期課程では、同年度DC1年在籍の26名のうち、8名が第一種奨学金(無利子・特に優れた業績による返還免除制度有)の貸与を受けています。

また,後期課程では 日本学術振興会(通称,学振)の特別研究員-DCに応募することができます。 この制度は優秀な大学院生を援助する目的で設立されており、採用された場合、早ければ博士課程(後期課程)に進学した時点から研究奨励金(月額20万円)と 研究費(年間150万円以内)が支給されます。現在、物理学教室の博士課程(後期課程)に在籍している大学院生のうち、10名が特別研究員に採用されています。 この制度には、博士課程(後期課程)を修了し、博士号を取得した後に採用される特別研究員-PDおよびSPD枠もあり、 研究職(アカデミックポスト)につくことをめざす人々を援助しています。
学術振興会特別研究員の採用者数
  2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度
PD 2 2 1 7 1 2 2 2 0 1 5 1 2 0 1
DC 5 3 6 7 6 11 11 11 6 10 9 9 10 10 10
7 7 7 14 7 13 13 13 6 11 14 10 12 10 11
一方、名古屋大学におけるサポートとしてティーチングアシスタント(TA)制度があります。大学院生に物理学教室における教育の一環(講義、演習、実験の補助、 プレセミナーなど)を担ってもらうことによって給与を支給する制度です。平成28年度には前期課程で79名の大学院生がTAになっています。
後期課程学生に対してはリサーチアシスタント(RA)として雇用することによって,研究教育能力の育成を図りつつ、経済的支援が行われています。 また、名古屋大学において学術奨励賞奨学金制度が2007年度より始まり、後期課程学生を対象に奨学金の支給がなされています。
>> さらに詳しい情報は「物理学教 室における研究(大学院における教育・研究の実際) 」 pdf
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