大学院入学を目指す方へ

last update:2016-04-22
■大学院生からのアドバイス

私は、他大学から自己推薦入試を受験して名古屋大学に入学しました。私が所属する宇宙地球環境研究所は様々な分野の研究者が共同で研究をしており、地球・太陽・宇宙という広い視点で日々研究をしています。私はもともと地球磁気圏周辺で起きるサブストームに興味を持ち、太陽活動やオーロラの研究が盛んに行われている、太陽宇宙環境物理学研究室(SST研)を志望しました。大学院では最先端の研究の話や英語でセミナーを行うなど、学部の時よりも毎日良い刺激を受けています。はじめは研究者の方が発表する内容は正直全然わかりませんでしたが、日々の勉強で自分の知識も高まり、少しずつではありますがわかることが増えてきて自分の成長を感じ、今の研究のモチベーションにつながっています。どの研究室を受けようか迷っている方は、個人的に自分の志望している研究室を訪ね、どのような研究を具体的にしているのか、また大学院生の生活はどのようなものなのかなど、教員の方の話だけでなく在学している学生の方にも話を聴くことをお勧めします。また、研究室説明会も開かれているため参加されるといいと思います。興味のある方はぜひ受験してみてください!
[素粒子宇宙物理学専攻(宇宙地球物理系) 博士課程(前期課程) 1年 (H28年度入学)]

他大学から自己推薦入試を受験し、光生体エネルギー研究室(G研)に入りました。以前から光に興味があった私は、光合成が如何にして電子やプロトンを動かして水から酸素を作り出すのかを研究をしているG研究室にすごく惹かれました。実際に研究室を見学させていただき、研究内容や実験装置について、先生方に直接説明をしていただきました。また研究室の学生・院生の方々とも話すことができました。そして、熱心な先生方・先輩方と自由に議論し合える環境があることが分かりました。また、大学院の指導は、発想を広げて知識を得ると共に、測定技術や探求能力などを着実に身につけられるよう配慮されているように思いました。このように、研究室訪問ではパンフレット等では得られない生きた情報に触れることができるので強くお勧めします。また、生物の知識がないけれど、新たに生物物理にチャレンジしてみたい方は、研究ができるかどうか?という不安がきっとあると思います。大丈夫です。安心してください。大学院の講義や研究室セミナーなどで十分カバーできます。意欲があればあるほど、それに応えてくれるだけの環境が十分備わっています。そのおかげで、私も現在、充実した研究生活を過ごしています。ぜひ、受験がんばってください。応援しています。
[物質理学専攻(物理系) 博士課程(前期課程)1年 (H28年度入学)]

私は、素粒子宇宙物理学専攻 素粒子物性研究室(Φ研)に所属していて中性子を用いた基礎物理の研究を行っています。大学院での研究は学部での授業や実験とは異なり、答えのない問いやまだ誰も知らないことに対して独自の方法を用いて挑戦することが求められます。最先端の研究というと華やかな世界を想像される方も多いのではないかと思いますが、研究そのものは内容により区々ではあるものの地道なことの連続であることの方が多い気がします。その地道な研究なくして物理学の進歩は不可能で、科学における文脈上非常に重要な意味を持つものだと思います。そのような機会に携われることが研究の醍醐味だと思います。大学院および研究室を選択する上で大切な点は、研究内容に興味があることは大前提なのですが、環境が自分に適しているかどうかも重要な要素であると思います。 そしてその環境とは案外些細な(往々にしてパンフレット等だけでは知ることのできない)ことだったりします。それを知るためにも色々な研究室を一度見学してみることを強くお勧めします。
[素粒子宇宙物理学専攻(素粒子宇宙物理系) 博士課程(前期課程) 1年 (H28年度入学)]

私は他大学から自己推薦で入学しました。学部時代には太陽フレアの研究を行い、現在は素粒子宇宙物理学専攻(博士前期課程)で太陽風研究室(SW研)に所属しています。元々は前大学で内部進学をするつもりでしたが、担当教員の方から「ここでなくとも太陽の研究は出来る。視野を外にも向けて進学を考えてみてはどうか?」とアドバイスを頂き、名古屋大学院への進学を考えました。名古屋大学への進学を決定付けたものは研究室訪問でした。研究室訪問では、研究室の特徴、研究方法、観測装置、今後の展望などを詳しく知ることが出来、自分がこの研究室で研究を行うというイメージを得ることが出来ました。これから受験をする皆さんも、受験する研究室を決める前にいくつかの研究室を訪問し、自分がその研究室で研究をしているイメージを得られるような研究室を選ぶことが大事だと考えます。パンフレット等では見ることの出来ない研究室の雰囲気や実態を自分の目で確認することが必要だと考えます。
[素粒子宇宙物理学専攻(宇宙地球物理系) 博士課程(前期課程) 2年 (H26年度入学)]

私は他大学から名古屋大学の一般選抜入試を受験し、物性理論研究室に所属しています。学部生のときに行った銅酸化物高温超伝導体の実験で物性物理学に興味を持ったことがこの研究室を選んだ理由です。大学院進学当初はなにもわからない状態からのスタートでしたが、研究を通してわかること、できることが少しずつ増えていきました。この分野に興味を持つきっかけとなった銅酸化物高温超伝導体の超伝導発現機構を理解したり、最新の論文の内容が少しずつわかるようになったりと、自分の成長を感じています。研究はいつもうまくいくとは限らず、間違えては悩むことの繰り返しですが、自分の研究で世界の誰も知らない問題の答えを見つけたときは、他の事では味わえない達成感があります。現在は、助けを借りながらも自分で研究が進められるようになりました。自分が成長できたのは所属する研究室に学ぼうとすれば、それに応えてくれる環境があるためだと感じています。質問をすれば答えてくださる教員の方々、先輩、後輩関係なく議論できる雰囲気など、とても恵まれた環境が整っていると思います。やりたいことが具体的に決まっている人も、そうでない人も「やる気」さえあれば充実した研究生活が送れると思います。
[物質理学専攻(物理系) 博士課程(前期課程) 2年 (H26年度入学)]

私は名古屋大学からの内部進学で自己推薦入試で入学し、現在は素粒子宇宙物理学専攻の宇宙論研究室(C研)の博士後期課程に所属しています。受験生の皆さんにお勧めすることは、自分のやりたいことを熟慮した上で実際に研究室見学に行ってみることです。研究室見学は実際に所属している大学院生たちから直接、経験に基づいた話を聞くことができ、さらに研究室自体の雰囲気を味わうよい機会です。研究に対する姿勢や各々の研究室独自の風習など、伝聞や文面では得られない情報や刺激が得られ、必ず皆さんにとってプラスになります。大学院では、教員や他の学生と議論しながら研究を押し進めていきます。分からないことにこそ、挑み、自らの手で解決策を見出す楽しさが大学院にはあります。自分の手で何かを解き明かして行きたいと思う人にはうってつけの場所です。また、大学院は研究を通して様々なことを吸収出来る場所です。自らが考え、悩みながら議論を交わし、物事を一つずつ学び取っていけるのが大学院生の醍醐味だと思います。この経験は、将来、研究する就職するに関わらず、必ず皆さんの力となり自信となり得ます。興味のある人は是非一度、受験を見据えて研究室見学に来てみることをお勧めします。
[素粒子宇宙物理学専攻(素粒子宇宙物理系) 博士課程(前期課程) 1年 (H27年度入学)]

私は京都大学から自己推薦入試を受けて名古屋大学に移りました。名古屋大学の太陽地球環境研究所は太陽系内の物理現象を多角的に研究する機関としては国内随一の規模を誇っており、国際的にも中心的な役割を担っています。特に、優れた若手研究者が多いため野心的な研究が活発に行われていて大変刺激的な環境です。私の所属する研究室は主に太陽物理と地球周辺の宇宙プラズマ現象を研究している人が約50人も在籍しています。教員も多く、広い分野の第一人者が揃っています。留学生がいるため英語で行うセミナーもあり、海外の研究者と議論するための良い練習となります。研究者を目指す私には非常に適した環境だと思います。
京都大学から名古屋大学に移ることに関しては大学の規模や評価を考慮して当然迷いました。しかし研究者になるために重要なのは所属大学の名前よりも自分自身の実力や業績だと思ったため、自分にとってより良い環境をもとめて名古屋大学への入学を決意しました。太陽地球環境研究所に進学したことは自分の研究者キャリアにとって必ずプラスになるものと確信しています。
[素粒子宇宙物理学専攻(宇宙地球物理系) 博士課程(前期課程) 1年 (H26年度入学)]
編集注:太陽地球環境研究所は、現在、宇宙地球環境研究所。

私は、自己推薦入試を受験して他大学から名古屋大学大学院理学研究科物質理学専攻の実験系の研究室に入学しました。私は物理系研究室紹介・大学院入試説明会終了後の研究室訪問には必ず参加することをオススメします。なぜなら、研究室のスタッフや学生らと直接触れ合うことができ、得られる情報等が非常に多いからです。私の場合、学部時代の研究内容と大学院でのやりたい研究内容が異なり大学院での研究生活に非常に不安な気持ちでいっぱいでしたが、研究室訪問の際に「一から指導していくから大丈夫」と声を掛けていただき不安が解消されました。入学してからその言葉通り、優しく指導していただき非常に実りのある研究生活が得られています。大学院では研究に対するモチベーションがあれば、それに応えてくれる充実した環境が揃っています。その環境に身を投じたい方々には是非とも入試の受験をすることをオススメします。
[物質理学専攻(物理系)博士課程(前期課程)2年(H25年度入学)]

研究職を目指す方はもちろん、就職を考えている人にとっても有意義な環境であると感じており、特に多くの人に出会えるという点で、満足しております。 私はクォーク・ハドロン理論研究室(H研)に所属している修士2年生です。E、H、QG研は研究分野の関わりが強く、頻繁に連携しているため、多くの学生や教授と関わることになります。また、定期的に外部からスピーカーを招いてセミナーを行っているので、外部の先生とも接点が持てます。たくさんの人たちと出会い、彼らの研究についてはもちろん、考え方や信条などの違う、様々な人間に会うことで今までにない刺激を受けることができます。学生のレベルも高く、成長できる環境である一方で、努力をしなければ周りにおいて行かれてしまうため、土日も研究室に来るくらいの覚悟は必要です。過酷な環境でも十分に成長したいという方は是非、受験していただき、一緒に研究したいと思います。
[素粒子宇宙物理学専攻(素粒子宇宙物理系) 博士課程(前期課程) 2年 (H25年度入学)]

私は現在、素粒子宇宙物理学専攻E研究室に所属しており、特に素粒子論の現象論の研究を進めています。私は、学部時代には他大学の理学部ではない学部に所属しており、大学院入試に関しての情報を得るために、公式的な説明会以外にも個人的に訪問しに行きました。その時、研究室のスタッフや学生の方とお話し出来たことで、雰囲気だけでなく、具体的に学生がどのように過ごしているかを知ることができ、この研究室に入りたいと強く思いました。そして自己推薦入試を受け、合格することが出来ました。また、私の研究室では、EHQG研究室合同のセミナーや様々な行事があり、多くの先輩やスタッフの方と話す機会があります。また、月に行われるセミナーの数も充実しており、他大学で研究されている方とも交流することができるため、研究する環境は非常に整っていると感じています。研究を行うにあたって、ただ単に知識を積むことだけでなく、人と議論して進めていくことも非常に重要なことだと思いますが、その双方がこの研究室では養うことが出来ると思います。興味のある方は是非、一度訪問しに来て下さい。
[素粒子宇宙物理学専攻(素粒子宇宙物理系) 博士課程(前期課程) 2年 (H23年度入学)]

私は他大学から自己推薦入試を受けて今の研究室に入りました。大学院では宇宙の勉強をしたいと思っていましたが、具体的にどこでどの様なことが学べるのかを知らなかったので、とりあえず、自己推薦入試の説明会に参加してみました。今から思うと、もちろん何を研究したいかということも重要ですが、研究室の雰囲気が自分に合うかもとても大事な要素だと思います。ですから、特に他大学から受験する人は、事前に先生と会っておいた方がいいと思います。私は実際に先生の話を聞いてみて、志望する研究室が変わりました。また、いくつか研究室を回っておくと、面接試験のときに知らない顔の先生ばかりではなくなるので、緊張がほぐれるかもしれません。名古屋大学には宇宙分野だけでも様々な研究室があるので、いろいろな話をきく機会があり、非常にいい環境のなかで学ぶことができると思います。また、理論系の研究室では合同でセミナーをすることも多いので、他の研究室との交流もあって充実した毎日を送ることができます。興味のある人はぜひ受験してみてください。
[素粒子宇宙物理学専攻(物理系) 博士課程(前期課程) 2年 (H22年度入学)]

大学院入学を目指している方々の中には、すでに進学したい研究室が決まっている方、まだ取り組みたい分野しか決まっていない方等おられると思います。どちらの方も、この機会にもう一度、本当に自分が取り組みたいと思える事についてじっくり考えてみると良いと思います。私も3、4年生時には自分が何をしたいか、本当に大学院に進学する事が必要なのか悩みました。悩んだ結果、私はより自分を成長させたいと考え、興味のあった物性実験研究室に進学しました。また、みなさんが実際に自分の取り組みたい事が決まり、進学したい研究室が決まったならば、実際にその研究室の雰囲気を知るために研究室訪問をした方が良いと思います。研究室に入れば、四六時中研究室にこもり、研究室の方々と一緒に過ごす事になるので、自分に合うか合わないかを確認しておいた方が良いと思います。その結果、希望する研究室に進学したいと考えるのであれば、自己推薦入試を受験する事を勧めます。自己推薦入試は、合格すればその研究室に必ず進学しないといけませんが、早くから研究に取り組む事ができるからです。しかし、自己推薦入試は一般入試に比べて勉強量が少なくなりがちというデメリットもあります。そこで、大学院に進学してから困らないように自己推薦入試合格後も、研究の合間に基礎勉強を続けた方が良いと思います。ぜひ今一度、何を目的として大学院に進学するかを考えてみて下さい。
[物質理学専攻(物理系) 博士課程(前期課程) 2年 (H22年度入学)]

中心力ポテンシャルの下で電子は固有の軌道を形成します。電子の軌道角運動量lが0であれば、球状のs軌道、1であれば二つ葉のp軌道、2であれば四つ葉のd軌道です。これは、原子内の電子の最も単純な描像であり、学部の量子力学で学びます。本当に、電子はそんな分布をとっているのか。どうすれば、それを確認できるのか。そんな疑問がきっかけで、私は電子系を対象とする物質理学を専攻し、軌道物理を研究対象の一つとする固体磁気共鳴研究室(I研)に進学しました。研究を始めてしばらくは電子の軌道状態とは直接関係のないことを調べていましたが、最近ようやく”NMR(核磁気共鳴法)を用いて軌道状態を観測する”ことができるようになってきて、軌道という窓を通して物性現象を眺めることの面白さを味わっています。
私の過ごした2年間に渡る研究生活を振り返ってみると、それは悩ましい毎日であったと思います。研究というのは専らうまくいかないものですし、また、学生には研究を行なう力が不足しています。そのため、毎日何かに悩んでいた気がします。しかし、大学院というのはそういう人たちの集まる場所で、隣の席の学生や、スタッフも毎日何かしら悩んでいました。悩み、自分の力で考え抜くこと。それが、大学院生の仕事だと思います。悩ましい問題に取り組める方、大学院で研究してみませんか。
[物質理学専攻(物理系) 博士課程(前期課程) 2年 (H21年度入学)]

私は他大学から自己推薦入試を経て博士前期課程から入学し,現在は博士後期課程へと進学し,素粒子宇宙物理学専攻素粒子論研究室(E研)に所属しています。  さて,私の所属しているこのE研は,博士前期課程においては少し特殊な形態をとっており,所属する研究室がE研,H研(クォーク・ハドロン理論研究室), Q研(素粒子論的宇宙論研究室)と3つ合同になっています。従って3研究室が合同になっている分,同期の学生は他の研究室に比べて多いです。私の場合,同期は11人いました。これは物理を研究する上で大きなアドバンテージではないかと私は思っています。同期には興味の対象がE研のばかりでなく,もちろんH 研やQ研にも持っている人がいます。そんな彼らと同じ環境で勉強をしていると,自分とは違う視点での様々な考え方や意見を聞くことが多々あり,非常に興味深い経験を積んできたんではないかと思います。また,セミナーや論文紹介といった研究室の行事も3研究室合同で行うことが多いので,多彩で幅広い知見を養うことができます。  また名古屋大学では,2010年から「素粒子宇宙起源研究機構」と呼ばれる機構が発足し,素粒子や宇宙について研究したいと考える学生にとっては更に良い環境が作られつつあります。意欲のある方はぜひ受験にチャレンジしてください。 [素粒子宇宙物理学専攻(素粒子宇宙物理系 博士課程(後期課程) 1年 (H22年度入学)]

私は他大学から第2次試験を受けて3つの研究室が合同で院生を募集しているEHQ研に入りました。少し語弊があるかもしれませんが、修士の間はどこの研究室にも所属しません。そして1年の間は専門的なことを研究することよりもゼミなどを開いて基礎となる理論を学びます。ここの良いところは研究室の垣根をこえて3つの研究室の修士、博士が混ざってゼミを開いて議論ができることです。議論をすることは物理を学ぶ上で重要です。その議論を研究室、先輩や後輩の関係を気にせずにできる環境は貴重でEHQの3つの研究室が互いに手を取り合っていることは良いことだと思います。修士2年になると研究テーマも決まり特定の研究を始めますが、ゼミのスタンスは変わりません。もしも素粒子、ハドロン、宇宙に興味があるのであれば是非、研究室を訪問してみてください。
[素粒子宇宙物理学専攻(素粒子宇宙物理系 博士課程(前期課程) 2年 (H21年度入学)]

私は、素粒子宇宙物理学専攻、宇宙地球物理系のCR研に所属しています。CRは宇宙線(Cosmic Ray)の頭文字ですが、宇宙線以外にも宇宙物理に関する様々な研究をしています。私の研究テーマである系外惑星の探索もその中のひとつです。具体的には系外惑星の探索は、マイクロレンズ現象という星の一時的な増光現象を利用して行います。その増光現象を捉えるため、ニュージーランドに所有している望遠鏡を用いて毎夜観測を行っています。そのため、年に計2、3ヶ月はニュージーランドに行って観測をするという貴重な経験ができます。もちろん、研究をするだけでなく、良い景色を楽しんだり、現地の料理を食べたりなど楽しいこともたくさんあります。大学院生は学部生に比べて、こういった海外出張や海外での学会などに参加する機会は多いし、世界最先端の研究をする以上、英語は不可欠です。一般選抜試験には、英語の試験もあるので、この機会にぜひ勉強をしておくと良いと思います。
[素粒子宇宙物理学専攻(宇宙地球物理系) 博士課程(前期課程) 2年 (H20年度入学)]

  私は、他大学から名古屋大学素粒子宇宙物理学専攻宇宙地球物理系のCR研に、自己推薦入試で入りました。他大学の大学院に進むときは、どうしても情報を集めるのが難しくなります。私の場合、まず、研究室のホームページなどで自分のやりたいことができる研究室を探し、行きたい研究室の候補を挙げておきました。このとき、研究室がどこにあるかも見ておくべきだと思います。(例えば、CR研は宇宙線ドームの隣にあり、理学部棟から離れたところにあります。)そして、自己推薦前の大学院説明会を使ってさらに絞りました。また、行きたい研究室には、個別に話を聞きに行くのも重要だと思います。他大学からならなおさらです、研究室の雰囲気もわかりますし。入試では、太陽地球環境研究所の先生方が15人程いる部屋で、4問ある問題の中から1問選び、黒板で回答しました。私のときは力学、電磁気学、実験学、物理化学の問題 でした。そのあと、なぜこの研究室を選んだかなどの質問が続きました。力学と電磁気学などは、学部の復習をしっかりしておけば大丈夫です。私がより大事だと思うことは自分のやりたいことを明確に持って、それをこの場で伝えることだと思います。やりたいことが決まっている方は、自己推薦入試を是非受けてみてください。
[素粒子宇宙物理学専攻(宇宙地球物理系) 博士課程(前期課程) 1年 (H21年度入学)]

 私は学部4年生から所属している物性理論研究室に自己推薦入試を利用して進学しました。 大学院に進学したいと考えている皆様は、どの研究室に行こうかと色々悩んでいるかと思われますが、私もその一人でした。 具体的に研究室を選ぶ作業はとても大変だと思われますが、この時期に自分が本当に何をやりたいのか等を思う存分迷ってください。 これは研究室に入ってからのモチベーションになるので、とても大切な作業だと思います。 また、興味を持った研究室に直接訪問することをお勧めします。 その際、研究室のスタッフや先輩との話を通して研究室の「雰囲気」を肌で感じ、自分との相性を確かめてください。 大学院に進学すれば四六時中研究室にいることになるので、雰囲気が合わないと研究にも集中できません。 私が所属する研究室は、他大学から来る学生も多く非常に活気があり、雰囲気はとても良いです。 この環境おかげで研究に専念することができ、現在は非常に充実した毎日を送っています。 また、この研究室は低次元系、強相関系、結晶成長と非常に幅広く研究しています。 どの領域の研究をするかは研究室に入り、しばらく経って決めることになるので、色々と話を聞き勉強していく中で興味を持ったものを研究できることが大きなメリットです。 もちろん、やりたいことを決めて入学してくる意欲的な学生も大歓迎です。このような意欲的な学生には、早い段階から研究する機会を与えてくれます。 実際、私は早くから研究する機会に恵まれ、研究成果を学会で発表するなどしてきました。興味がある人は是非受験してください。
[物質理学専攻(物理系) 博士課程(前期課程) 2年]

  私の所属している理論生物化学物理研究室では,主に計算機を用いて生命現象の不思議を理解しようとしています。たとえば私たちが目で光を認識するということは,物理のことばではどのように理解されるのだろうか,ということを物理学での理論を背景にした計算機の手法を用いて探っています。このほかにも,私たちに身近な生命現象というのはまだまだ分かっていないことが多くあり,これから研究される方でも重要な発見ができる活発な分野だと思います。
 名古屋大学の理学研究科では物理学の分野で生物を扱っている研究室が多くあり,生体内の現象を物理を用いて理解したいという方には最適な環境であるといえます。いままで物理をやってきて生物にも興味がある,しかし生物の知識はあまりない,という方でも大学院の講義や研究室の学習でカバーできるので大丈夫です。私の場合も研究室のセミナーや実際の研究にふれていくなかで多くのことを身につけました。研究により理解が深まっていくにつれて,自分たち自身への理解も進んでいき,研究の魅力を感じながら毎日を過ごすことができています。
[物質理学専攻(物理系) 博士課程(前期課程) 2年]

  私は自己推薦入試を受けて理学研究科(素粒子宇宙物理系)の今いる研究室に入りました。今いる研究室は、X線天文学の研究をしているところで、 4年生として入ったころに、ちょうど気球実験が本格的に始まるところだったので、一般入試よりも一ヶ月程度早く合否が決まる自己推薦は、        その分早くから研究に取り組めるので大変良かったと思います。
大学院に入ってからは、気球観測のための硬X線用の焦点面検出器の開発、特にそのフライトシステムの開発を行ってきました。        なかなか思い通りに動作せず、期限もせまってくるため毎日試行錯誤の繰り返しで大変でしたが、なんとか完成し気球に搭載されフライトが行われた時には感動しました。        また、私のいる研究室では、そのような検出器の開発だけでなく、望遠鏡や気球の姿勢制御の開発も行っており、        同期とそれぞれの行っている研究について話し合うのはとても有意義な経験だったと思います。
  [素粒子宇宙物理学専攻(素粒子宇宙物理系) 博士課程(前期課程)2年]

 
  私は現在、名古屋大学大学院理学研究科素粒子宇宙物理学専攻高エネルギー物理学研究室に所属し、欧州合同原子核研究所CERN(スイス)において行われる加速器実験に参加しています。学部三年生になったはじめのころは「高エネルギー物理学」という分野があるということも知らなかった私が、現在世界的な実験の最前線に立っているのですから驚きです。現在は実験データ収集系の構築として、電気回路関係の研究をしています。来年私たちの実験が動き出したら、世界最高のエネルギーを用いた未知なる現象の探索がスタートします。
 日々新しいことへの挑戦ですが、「なせば成る」を肌で感じながら、指導教官や仲間に支えられ協力し、研究をすすめています。是非名古屋大学大学院で自分の研究に達成感を感じてください。なせば成る。
[素粒子宇宙物理学専攻(素粒子宇宙物理系) 博士課程(前期課程) 2年]
  私たちの研究室では、欧州原子核研究機構(スイスジュネーブ郊外)にてATLAS実験と呼ばれる国際共同実験に参加しています。ATLAS実験は、質量起源を説明し得るヒッグス粒子や素粒子標準模型を打破する可能性を秘めた超対称性粒子の探索を目的とし、2008年夏を待って開始される陽子陽子衝突型加速器実験です。世界から注目を集めるまさに"国際共同実験"で、現在、本格始動に向けた最終調整を行っています。非常にエネルギッシュかつダイナミックな雰囲気が研究所を包んでいます。
 私がこの研究をやろうと決意したきっかけとなったのは、学部4年生の頃のあるセミナーで与えられた課題からでした。「物質の構成要素はクォークだと考えられているが、これらを取り出す実験を考えてみよ」といった課題です。それこそ死ぬ気になって考えました。学部の頃までに得た知識を総動員しての挑戦。実は半ば意地悪問題で、現在の理論ではクォーク閉じ込めという機構が働いていて取り出すことができないとされている。でも逆に考えてみたら、これを考えだしたら間違いもなく大発見であり、それを学部4年生の僕でも考える権利と養えば身につく能力があると思ったのです。真面目に考え抜いた揚句に大人達が出した"答え"をあっと覆す可能性が十分にある。素粒子物理学はそういう開拓性というか、誰でも努力すれば一流になれる可能性を十分に秘めた学問だと思いました。
  今修士2年生になりましたが、困難の中に自分の大きな成長を見出す喜びを感じ、名古屋大学のスタッフや学生をはじめとする共同研究者と共にとても充実した毎日を送っています。これこそFrontier work(最前線の研究)、日本一丸となって新粒子探索に挑戦する。魅力的で活力に溢れた研究活動は、他の社会人が体験しているような、もしくはそれ以上の刺激と成長に満ち溢れているように思います。だから楽しい!自分にしかできない発見、これを目指して日夜努力です。
[素粒子宇宙物理学専攻(素粒子宇宙物理系) 博士課程(前期課程) 2年]
 私は4年生になってからプラズマについて学び始め、勉強を進めていくにつれ面白いと感じ、大学院でさらに研究してみたいと思い自己推薦入試を受験し進学しました。自己推薦入試ではおもに自己推薦文と成績、面接によって合否が決まります。私の場合、面接は10名程度の面接官の前で、自己推薦文に書いた内容についての質問と、簡単な物理の問題を黒板で解答する形式で時間は30分程度でした。物理の問題はそれほど難解な知識を必要とするものではなく、基礎的な理解を問うものでした。ただ、大勢の面接官の前で解くので緊張しないようにすることが大切です。自己推薦文の内容からの質問としては、研究室の志望理由と、志望理由で触れた物理現象についての説明を求められました。このため、自己推薦入試を受ける場合、志望する研究室に関係した分野の勉強は多少はしておいたほうがよいと思います。また、そのような勉強をしておくことで大学院へ進学した後どのような研究がしたいかがはっきりとし、志望動機もより具体的に述べることができると思います。自己推薦入試では自分が何を研究したいかをアピールすることが一番大切だと思うので、それがはっきりしている人はぜひ受験してみてください。
[素粒子宇宙物理学専攻(素粒子宇宙物理系) 博士課程(前期課程) 1年]
  私が大学院への進学を決めたのは、光合成を行うタンパク質が整然と配列した原子間 力顕微鏡写真を見て生命の美しさに感動したからです。今はそのような生体超分子の高次構造を観察するための手法開発の研究をしています。 私は本学から自己推薦入試制度を利用して受験しました。自己推薦入試は一般入試より約1ヶ月行われるのが早く、その方がひとあし早く研究に専念できてよいと思ったからです。 自己推薦入試は自己推薦書、成績、面接試験によって合否を判定します。面接試験の中の口頭試問では、一般入試を受験することを想定して学部の講義の復習をしていたことが役立ちました。 自己推薦入試制度を利用し、夏休みを前に大学院進学を決めたことで、研究生活への第一歩を余裕をもって踏み出すことができ、現在は毎日充実した研究生活を送っています。みなさん、がんばってください。
[物質理学専攻(物理系) 博士課程(前期課程) 1年]
  私は、他大学から自己推薦入試を受けて、理論系の研究室に進学しました。面接では 主に、志望動機や興味のある研究などについて聞かれ、黒板を使って与えられた問題を1問解きました。問題は筆記試験で与えられるものより易しいですが、大勢の教官の前で解くことになり、説明も求められるので、緊張せずに落ち着いてやることが大切です。理論系は筆記試験の結果でほぼ合否が決まってしまいますが、自己推薦は面接の内容がそのまま評価につながるので、筆記の能力以外の部分もアピールすれば重視してもらえると思います。また、一般入試で受験するよりも1ヶ月以上早く合否がわかるため、大学院での研究に向けた勉強が早く始められるという利点もあります。自己推薦は合格した場合、特別な理由がない限り辞退できませんが、やりたいことが決まってい る人には魅力的な試験だと思います。
[素粒子宇宙物理学専攻(素粒子宇宙物理系) 博士課程(後期課程) 1年]
 名古屋大学の入試には、一般入試と自己推薦入試の2つの方式があります。私は自己推薦入試制度を利用して大学院に入学しました。自己推薦入試では、試験は面接のみです。私が受けた時は、前半の15分程度を使って、物性や基本的な実験に関する問題が3問出題され、その中から1つを選び黒板に解きました。問題はどれも、基本的な内容を問うものばかりなので、今までしっかり勉強してきた人は問題ないと思います。これまであまり真剣に取り組んでこなかった人は、大学院に入れば当然必要になる知識だと思うので、この機会にしっかり基礎を身に付けて下さい。また、後半の15分では、研究室で行っている研究内容について質問されました。自分が今どのような研究を行っているか、ということぐらいはしっかり説明できるようになりましょう。入試データを見てもらうと分かりますが、物性分野の実験系研究室では、多くの人が自己推薦入試を利用して入学していることがわかると思います。自分の興味のある、研究してみたいと思えるテーマを扱っている研究室がありましたら、是非、自己推薦入試にチャレンジすることをお勧めします。
[物質理学専攻(物理系) 博士課程(前期課程) 1年]
 私は自己推薦入試を受けて名古屋大学大学院の今の研究室に入りました。自己推薦入 試は一般の筆記試験と併用して受験できるため合格の幅を広げることができます。また、合格基準が面接と自己推薦書と成績書のみなので、現時点での学力にあまり自信はないがやる気は人一倍あるという人も、自分を上手に売り込めば十分合格の可能性がありうるわけです。私の場合は受けた研究室が実験系だったということもありますが、面接も物理の問題を解かされるということはなく、ほとんど志望動機と大学でしてきたことの質問と自己PRを話しただけでした。しかし、自己推薦入試というのは合格したら確実にその研究室に入るという人しか受験できません。だから、本当に行きたい研究室が決まっているならば、一度自己推薦入試を受けてみることをお勧めします。ちなみに、面接では多くの先生方を前に話さなければならないので、ある程度の準備がなければ緊張して自分が何を話しているのか分からなくなります。まず、どういった質問がされるのか予想を立て、それに対してどう答えるのかを考えたら、何度も繰り返し読んで完全に自分のものにすればよい自己表現ができるでしょう。どういった質問がされるのか検討がつかない時は、研究室を訪問した際に先輩に聞けば教えてくれるでしょう。
[素粒子宇宙物理学専攻(素粒子宇宙物理系) 博士課程(前期課程) 1年]
 私は名古屋大学理学部を卒業してから高校の教員として物理を教えていましたが、教えるにあたりもっと勉強したい、最先端の物理に触れたいという思いが高まり、休職して大学院に入学しました。(公立学校教諭対象の大学院修学休業制度を利用しています。詳しくは文科省のHP等。 )しばらく仕事をした後に再び学生として学び、研究できることは大変 な喜びです。学部からすぐに大学院に進学していたら、あの時の私では、大学院で学べることをこんなには喜べなかったのではないかと感じてい ます。仕事の終わった後で机に向かって受験勉強をすることは大変でし たが、思い切って入学して本当によかったと思っています。社会人の皆さん、状況が許すならばぜひ大学院に入学して学んでください。目的意 識の強さが、学ぶ困難を助けてくれると思います。
[物質理学専攻(物理系) 博士課程(前期課程) 1年]
2005年度以前の大学院生のアドバイス
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