∼ 集まれ、科学者を夢見る若者たち! ∼

 名古屋大学 大学院理学研究科・素粒子宇宙物理学専攻は、素粒子物理学と宇宙物理学の両分野における世界の研究の発展へ寄与するとともに、ノーベル賞受賞者をはじめ、多くの人材育成にかかわって参りました。坂田・早川記念レクチャーは、坂田昌一・早川幸男両教授の業績をたたえ、21世紀を担う研究者の発掘および育成を目的として設けられました。

第17回目となる今回は、素粒子理論の広い分野で優れた研究業績を挙げてこられた九後 太一氏をお招きします。素粒子物理では、真空にも「場」と呼ばれる量が満ちていて、エネルギーが存在すると考えられています。宇宙を加速膨張させているダークエネルギーの正体として、この真空エネルギーが有力視されていますが、観測されるダークエネルギーの大きさは素粒子理論から見積もられる真空エネルギーの大きさよりも1兆分の1兆分の1兆分の更に1兆分の1くらい小さなものとなっています。真空エネルギーはどこかに消えてしまったのでしょうか…? 講演では、現代素粒子理論の根幹をなす「標準理論」を解説しつつ、真空エネルギーの謎について詳しくお話しいただきます。




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