坂田・早川記念レクチャー

2021年度 第18回坂田・早川記念レクチャー
「スペース天文学 X線観測の歩みと学んだこと」

2021年度は科学館の施設改修とCOVID19を乗り越えて、およそ3年ぶりの開催となりました。
第18回目となる今回は、X線天文学の分野において最前線でご活躍された國枝秀世氏をお招きしました。

開催日時
2021年12月19日(日) 開場 13:30 開始 14:00 終了 16:30
講師
國枝 秀世 氏
((財)科学技術交流財団 あいちシンクロトロン光センター 所長 / 名古屋大学 参与)
会場

名古屋市科学館サイエンスホール

定員

100名(申し込み制、応募多数の場合は、学生・教員を優先に抽選します)

  • 新型コロナウイルスへの感染対策のため、例年より定員を減らして実施いたします。ご了承ください。
  • 参加費無料(ただし科学館への入館のため、所定の観覧料が必要です。)
申込方法
申込受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

下記リンク先のメールフォームよりお申し込みください。

第18回坂田・早川レクチャー 参加申込

締切:2021年12月18日

内容についてのお問い合わせ

〒464-8602 名古屋市千種区不老町 名古屋大学大学院理学研究科U研
担当:中澤
E-mail: sakata-hayakawa2021[a]u.phys.nagoya-u.ac.jp
※Eメールでのお問い合わせの場合には、あらかじめ受信拒否設定を解除して頂くようお願いします。

会場に関するお問い合わせ

〒460-0008 名古屋市中区栄2丁目17-1 名古屋市科学館
担当: 天文係 高羽
電話: 052-201-4486(代)

ご記入いただいた個人情報につきましては、事務局員のみが本レクチャーの連絡のみに使用いたします。
また、レクチャー終了後、不要となりました個人情報はすべて破棄いたします。

講演概要

20世紀後半、大気の壁を越えた宇宙からの天体観測が始まると、天文学は新たな波長域の情報を得て大きく発展しました。名古屋大学では1960年代、早川幸男教授によりX線と赤外線の観測グループが立ち上げられ、世界の第一線での日本の活躍が始まりました。講演では宇宙空間という過酷な環境の中で展開されるスペース天文学、特にX線観測における新たな観測手段開発の歩みをたどり、それらによって初めて明らかにされて来た激しい宇宙の姿を紹介していただきます。また、國枝氏が師匠と仰ぐ4人の先達の「語録」と、その教えをお話しいただきます。

國枝秀世氏は、日本のX線天文学の黎明期から、その装置開発および観測研究の最前線で活躍され、「あすか」衛星や「すざく」衛星での日米協力を推進し、「ひとみ」衛星に搭載されたX線望遠鏡の開発製造をリードされるなど、名古屋大学の掲げる「ものづくり」をまさに体現されてきました。X線天文衛星の開発の現場や、それらが切り開いたブラックホールなどの観測について、わかりやすくお話しいただきます。 

講師紹介

國枝 秀世 氏
(財)科学技術交流財団 あいちシンクロトロン光センター 所長 / 名古屋大学 参与

1950年9月16日名古屋生まれ(71才)
1977年3月 名古屋大学理学研究科物理学専攻修士課程修了
1979年1月 名古屋大学理学部助手
1982年7月 理学博士(名古屋大学理学研究科)
1986年2月 NASAゴダード研究所客員研究員(~1988.2)
1993年10月 名古屋大学理学部助教授
1999年9月 宇宙科学研究所教授
2005年4月 名古屋大学大学院理学研究科教授
2009年1月 日本天文学会理事長 (~2010.12)
2009年4月 名古屋大学大学院理学研究科研究科長(~2012.3)
2012年4月 名古屋大学副総長(研究・学生支援担当)(~2017.3)
2012年4月 名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構副機構長(~2018.3)
2017年4月 名古屋大学審議役(~2018.3)
2017年4月 科学技術振興機構研究開発改革推進本部運営統括(現在に至る)
2018年4月 名古屋大学参与(現在に至る)
2021年4月 (財)科学技術交流財団あいちシクロトロン光センター所長(現在に至る)


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