坂田・早川記念レクチャー
集まれ、科学者を夢見る若者たち!
名古屋大学 大学院理学研究科・素粒子宇宙物理学専攻は、素粒子物理学と宇宙物理学の両分野における世界の研究の発展へ寄与するとともに、ノーベル賞受賞者をはじめ、多くの人材育成にかかわってきました。坂田・早川記念レクチャーは、坂田昌一・早川幸男両教授の業績をたたえ、21世紀を担う研究者の発掘および育成を目的として設けられました。
2023年度 第20回坂田・早川記念レクチャー
「宇宙の始まりと進化」
- 開催日時
- 2024年2月3日(土) 開場13:30 開始14:00 終了16:30
- 講師
- 佐々木節氏
(東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構特任教授) - 会場
- 定員
200名(申し込み制、応募多数の場合は、学生・教員を優先に抽選します)
- ※参加費無料(ただし科学館への入館のため、所定の観覧料が必要です。)
- 申込方法
- 申込受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
-
下記リンク先の参加申し込みフォームよりお申し込みください。
締切:2024年01月21日
- 内容についてのお問い合わせ
〒464-8602 名古屋市千種区不老町 名古屋大学大学院理学研究科C研
担当:市來
E-mail: sakata-hayakawa2023@kmi.nagoya-u.ac.jp
※Eメールでのお問い合わせの場合には、あらかじめ受信拒否設定を解除して頂くようお願いします。- 会場に関するお問い合わせ
〒460-0008 名古屋市中区栄2丁目17-1 名古屋市科学館
担当:天文係 高羽
電話:052-201-4486 (代)
- ※高校などでまとまって参加希望される場合は、お問い合わせ下さい。
※新型コロナウイルスの感染状況により、イベントの中止・内容を変更する場合があります。
ご記入いただいた個人情報につきましては、事務局員のみが本レクチャーの連絡のみに使用いたします。
また、レクチャー終了後、不要となりました個人情報はすべて破棄いたします。
講演概要
星空を見上げて、私たちはどこから来たのか? 宇宙には果てがあるのだろうか?始まりがあり、終わりがあるのだろうか? という疑問を持ったことのある人は多いのではないでしょうか?ここ数十年の物理学と天文学の発展によって、これらの疑問の多くの事に答えることができるようになって来ました。本講演では、一般相対論と量子論に基づいて、最新の実験・観測データから分かって来た宇宙の誕生と進化の描像を、ビッグバン膨張宇宙論、インフレーション宇宙理論、宇宙マイクロ波背景放射、ダークエネルギー、ダークマターなどの物理的概念や理論をわかりやすくご紹介いただきます。
講師紹介
佐々木節氏
東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構特任教授
講師略歴
1976 京都大学理学部卒業
1981 京都大学大学院理学研究科終了 理学博士
1981 日本学術振興会奨励研究員
1983 京都大学理学部助手
1986 広島大学理論物理学研究所助教授
1990 京都大学基礎物理学研究所助教授
1991 京都大学大学院理学研究科助教授
1995 大阪大学大学院理学研究科教授
2003 京都大学基礎物理学研究所教授
2013 京都大学基礎物理学研究所所長
2018 東京大学 カブリ数物連携宇宙研究機構 副機構長・特任教授
過去のレクチャー
- 第1回 益川 敏英 氏(京都大学基礎物理学研究所所長)
「坂田理論が切り開いたもの」 - 第2回 田中 靖郎 氏(
宇宙航空研究開発機構名誉教授、マックス・プランク宇宙物理学研究所客員教授)
「X線で宇宙を探る-X線天文学40年の歩み-」 - 第3回 戸塚 洋二 氏(高エネルギー加速器研究機構長)
「地底から宇宙をさぐる」 - 第4回 杉本 大一郎 氏(放送大学教授・東京大学名誉教授)
「宇宙から広がる科学」 - 第5回 西島 和彦 氏(東京大学・京都大学名誉教授)
「ミクロの世界の不思議な法則 -素粒子とは-」 - 第6回 西村 純 氏(東京大学名誉教授、宇宙科学研究所名誉教授)
「日本の近代科学を作った人々」 - 第7回 丹生 潔 氏(名古屋大学名誉教授)
「幻のノーベル賞 チャーム粒子の発見」 - 第8回 佐藤 勝彦 氏(明星大学、東大数物連携宇宙研究機構)
「宇宙の創生とマルチバース」 - 第9回 小林 誠 氏(
日本学術振興会理事、名古屋大学特別教授、高エネルギー加速器研究機構特別名誉教授)
「CP対称性の破れの研究の進展」 - 第10回 古在 由秀 氏(国立天文台名誉教授、県立ぐんま天文台台長)
「太陽系内天体の釣り合いの不思議」 - 第11回 生出 勝宜 氏(
高エネルギー加速器研究機構教授、高エネルギー加速器研究機構加速器研究施設長)
「高エネルギー加速器の不思議」 - 第12回 佐藤 文隆 氏(京都大学名誉教授/甲南大学特別客員教授)
「アインシュタインに見る20世紀の物理学」 - 第13回 矢崎 紘一 氏 (東京大学名誉教授/理化学研究所客員主管研究員)
「核力の研究をたどる ― 湯川の中間子論から格子ゲージ理論まで ―」 - 第14回 小山 勝二 氏 (京都大学名誉教授)
「平安の陰陽師が見た宇宙線加速源」 - 第15回 丹羽 公雄 氏 (名古屋大学名誉教授)
「タウニュートリノの発見」 - 第16回 西田 篤弘 氏 (JAXA宇宙科学研究所 名誉教授、日本学士院会員)
「太陽系を満たすプラズマ」―コロナから星間空間の入口まで― - 第17回 九後 太一 氏 (京都産業大学 理学部客員教授/益川塾副塾頭 兼務、公益財団法人 湯川記念財団 代表理事)
「消えた真空エネルギー」 - 第18回 國枝 秀世 氏 氏 ((財)科学技術交流財団 あいちシンクロトロン光センター 所長 / 名古屋大学 参与)
「スペース天文学 X線観測の歩みと学んだこと」 - 第19回 山崎泰規氏 氏 (特定国立研究開発法人 理化学研究所 客員主管研究員 東京大学 名誉教授)
「反物質を作ってみれば…」 - 第20回 佐々木節氏 氏 (東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構特任教授)
「宇宙の始まりと進化」