坂田・早川記念レクチャー
集まれ、科学者を夢見る若者たち!
名古屋大学 大学院理学研究科理学専攻物理第二講座は、素粒子物理学と宇宙物理学の両分野における世界の研究の発展へ寄与するとともに、ノーベル賞受賞者をはじめ、多くの人材育成にかかわってきました。坂田・早川記念レクチャーは、坂田昌一・早川幸男両教授の業績をたたえ、21世紀を担う研究者の発掘および育成を目的として設けられました。
2026年度 第23回坂田・早川記念レクチャー
「宇宙のはじまり 〜唯物論から唯空論へ〜」
- 開催日時
- 2026年12月20日(日) 開場 13:00 開始 13:30 終了 16:00
- 講師
- 浅井祥仁氏
(高エネルギー加速器研究機構 機構長) - 会場
FUJIなごや科学館(名古屋市科学館)生命館地下2階サイエンスホール
- 定員
200名(事前申し込み制、高校生以上対象。応募多数の場合は学生・教員を優先に抽選いたします。)
※参加費無料(ただし科学館への入館には所定の観覧料が必要です。)
- 申込方法
- 申込受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
-
下記リンク先のフォームよりお申し込みください。(フォームは現在準備中です。)
締切:2026年12月06日
- 内容についてのお問い合わせ
〒464-8602 名古屋市千種区不老町 名古屋大学大学院理学研究科N研
担当:堀井
E-mail: sakata-hayakawa2026@kmi.nagoya-u.ac.jp
※Eメールでのお問い合わせの場合には、あらかじめ受信拒否設定を解除して頂くようお願いします。- 会場に関するお問い合わせ
FUJIなごや科学館 坂田・早川記念レクチャー担当
電話: 052-201-4486(代)
※高校などでまとまって参加希望される場合はお問い合わせください。
ご記入いただいた個人情報につきましては、事務局員のみが本レクチャーの連絡のみに使用いたします。
講演概要
宇宙は「無」から始まった。どうして、何もないところから、こんな多くの物質とエネルギーに満ちあふれた宇宙ができたのか?いかにして宇宙が生まれたのか?エネルギーって保存しないの?その理解を進めるきっかけとなったのが、2012年のヒッグス粒子の発見です。最先端の素粒子研究の対象が、「粒子(物質)」から「真空」や「時空」に移っています。「無用の用」で、「真空」がこの宇宙を生んだ可能性が見え始めてきました。また「時空」(空間と時間をあわせたもの)も、ただの入れものではなくて、何か構造があり、量子コンピューターの作動原理である「量子もつれ」に関係があると思われています。最新の成果から今後の展開について考えます。
講師紹介
浅井祥仁氏
高エネルギー加速器研究機構 機構長
1990年東京大学理学部物理学科卒業、1995年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。その後、東京大学素粒子物理国際研究センター助手、同助教授、東京大学大学院理学系研究科准教授、同教授、東京大学素粒子物理国際研究センター長を経て、2024年より大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構長。
専門はエネルギーフロンティアの加速器を用いた素粒子研究と光を用いた新しい素粒子研究。2012年の「ヒッグス粒子」発見に大きく貢献した世界的な素粒子物理学者。
日本学術振興会賞、読売ゴールド・メダル賞、仁科記念賞、応用物理学会論文賞、折戸周治賞を受賞。
過去のレクチャー
- 第1回 益川 敏英 氏(京都大学基礎物理学研究所所長)
「坂田理論が切り開いたもの」 - 第2回 田中 靖郎 氏(
宇宙航空研究開発機構名誉教授、マックス・プランク宇宙物理学研究所客員教授)
「X線で宇宙を探る-X線天文学40年の歩み-」 - 第3回 戸塚 洋二 氏(高エネルギー加速器研究機構長)
「地底から宇宙をさぐる」 - 第4回 杉本 大一郎 氏(放送大学教授・東京大学名誉教授)
「宇宙から広がる科学」 - 第5回 西島 和彦 氏(東京大学・京都大学名誉教授)
「ミクロの世界の不思議な法則 -素粒子とは-」 - 第6回 西村 純 氏(東京大学名誉教授、宇宙科学研究所名誉教授)
「日本の近代科学を作った人々」 - 第7回 丹生 潔 氏(名古屋大学名誉教授)
「幻のノーベル賞 チャーム粒子の発見」 - 第8回 佐藤 勝彦 氏(明星大学、東大数物連携宇宙研究機構)
「宇宙の創生とマルチバース」 - 第9回 小林 誠 氏(
日本学術振興会理事、名古屋大学特別教授、高エネルギー加速器研究機構特別名誉教授)
「CP対称性の破れの研究の進展」 - 第10回 古在 由秀 氏(国立天文台名誉教授、県立ぐんま天文台台長)
「太陽系内天体の釣り合いの不思議」 - 第11回 生出 勝宜 氏(
高エネルギー加速器研究機構教授、高エネルギー加速器研究機構加速器研究施設長)
「高エネルギー加速器の不思議」 - 第12回 佐藤 文隆 氏(京都大学名誉教授/甲南大学特別客員教授)
「アインシュタインに見る20世紀の物理学」 - 第13回 矢崎 紘一 氏 (東京大学名誉教授/理化学研究所客員主管研究員)
「核力の研究をたどる ― 湯川の中間子論から格子ゲージ理論まで ―」 - 第14回 小山 勝二 氏 (京都大学名誉教授)
「平安の陰陽師が見た宇宙線加速源」 - 第15回 丹羽 公雄 氏 (名古屋大学名誉教授)
「タウニュートリノの発見」 - 第16回 西田 篤弘 氏 (JAXA宇宙科学研究所 名誉教授、日本学士院会員)
「太陽系を満たすプラズマ」―コロナから星間空間の入口まで― - 第17回 九後 太一 氏 (京都産業大学 理学部客員教授/益川塾副塾頭 兼務、公益財団法人 湯川記念財団 代表理事)
「消えた真空エネルギー」 - 第18回 國枝 秀世 氏 氏 ((財)科学技術交流財団 あいちシンクロトロン光センター 所長 / 名古屋大学 参与)
「スペース天文学 X線観測の歩みと学んだこと」 - 第19回 山崎泰規氏 氏 (特定国立研究開発法人 理化学研究所 客員主管研究員 東京大学 名誉教授)
「反物質を作ってみれば…」 - 第20回 佐々木節氏 氏 (東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構特任教授)
「宇宙の始まりと進化」 - 第21回 大栗博司 (おおぐり ひろし) 氏 氏 (カリフォルニア工科大学フレッド・カブリ冠教授・理論物理学研究所所長、東京大学特別教授)
「量子と重力の統一 ~基本法則探究のラスボス~」 - 第22回 山本智 氏 氏 (総合研究大学院大学、東京大学名誉教授)
「宇宙の物質史を辿る」 - 第23回 浅井祥仁氏 氏 (高エネルギー加速器研究機構 機構長)
「宇宙のはじまり 〜唯物論から唯空論へ〜」
物理学教室